鎌倉彫り

本日は地元神奈川県の鎌倉彫りのお話です。

現在の鎌倉彫りにまで到った歴史を簡単に説明します。
鎌倉時代に源頼朝の時代に禅宗寺院を建てて、その中に置く什器類を普通じゃなく、かっこ良くしよう!

と奈良の仏師職人さん達が集められたようです。

一方、宋から漆芸品がありました。
これは漆を何十回も塗り重ねた面に、精巧な文様を彫刻した大変貴重な品です。
これは高価で数も限られていたため、木に同じような彫刻をして漆を塗った、いわゆる木彫彩漆のものが作られるようになりました。

これが徐々に独自の工芸品へと移り変わり、作風も日本的なものへと変化して行きます。

インドカレーが日本人の味覚に合うように本場のカレーに味の素を入れるようなものかもしれません。
あくまでも個人的見解です。
その後、江戸時代になり、茶道が発展し、茶道具も作られるようになりました。

色々なものを鎌倉彫りのテイストで作っていったようです。

続きまして、明治時代。
神仏分離令が公布、続いて廃仏毀釈仏教関連の発展を止めるための運動)があり、
仏師達は仕事を失い、多くの仏師は三橋、後藤家を残すのみとなりました。

今まではなんだったんだよー。えー何でですか?となりますよね。
これから、どうすんだよと思いますよね。

そこで、この二家の仏師は、これを転機に本来の仏像制作から生活の中で使われる工芸品を作ることに

注力したそうです。

そして、 時は明治22年、横須賀線が開通します!

それにより、鎌倉は別荘地として栄えるようになり、ここを訪れる人達への日用品やお土産の茶托、盆、菓子皿などを作るようになりました。
これが現在の鎌倉彫へと展開してゆくことになります。

そして、戦後、日本の復興とともに人々の生活にゆとりが生まれ、大量生産の工業製品よりも、手仕事のもつ暖かさが求められ、鎌倉彫は生産を増やしていきます。
1968年に鎌倉彫会館、1977年には鎌倉彫資料館が設立。

鎌倉彫りの愛好者が全国的に広がっているようです。
そして、1979年、通産省から伝統的工芸品としての産地指定を受ける

ちなみに『伝統的工芸品産業の振興に関する法律』よりますと伝統工芸品の基準は下記となります。
・日常生活の用に供されるものであること
・製造過程の主要部分が手工業であること
・伝統的な技術や技法によって製造されるものであること
・伝統的に使用されてきた原材料が主な原材料として用いられ製造されるものであること
現在、鎌倉を中心に約200名の人達が鎌倉彫に携わっています。

色々な状況により、発展していったんですね。

現在は鎌倉彫りの下駄もあるようです。

 

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風合いがありますよね~。

 

 

製作出来る木材の厚みがどの位必要か木種の限定等々色々と気になりますが、

いつか鎌倉彫りでかっこ良いデザインのものを発売したいと思います!!!


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